北鎌倉 東慶寺へ(2011.10.11)
2011年 10月 11日
金木犀だけアップ。
東慶寺は花寺なので、いつ行っても四季折々の花に彩られた美しい境内が楽しめ、カメラマンの期待を裏切りません。
では、今日の境内をご紹介しましょう。
酔芙蓉(最初白ですがピンクになってしぼむ)と山茶花(もう咲き始めましたよ)。
ワレモコウと山ブドウ。
今の時季は紫のシオンが伸び盛りです。
コスモスと十月桜。
シュウメイギクとホトトギス。
また、このお寺には、水月観音菩薩半跏像という大変美しい仏様がいらっしゃいます。
(通常は本殿左の水月堂に祀られていて公開されていません。拝観するためには、事前の申込が必要。)
本来、仏様に男も女もないのですが、与謝野晶子が長谷の大仏を「鎌倉や みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」と詠んだので、美男の代表が大仏様、美女の代表がこの東慶寺の水月様ということになっているんです。
左: 水月観音菩薩半跏像 原田寛作品集 鎌倉より
すごく素敵でしょう?
玉眼が入っていて、下からお顔を拝見すると目が合うんですよ。
このお寺、実は、今NHK大河ドラマで評判のお江さまゆかりのお寺でもあります。20世の天秀尼は豊臣秀頼の娘(側室との子。幼名奈阿姫、または千代姫とも? 江の子である秀頼の正室千姫が大阪夏の陣で秀頼亡き後、養女とした。)ということもあって、江戸時代には徳川家の厚い庇護を受けたそうです。
境内奥の墓苑には、数多くの学者・文化人のお墓があることでも有名です。(西田幾多郎、鈴木大拙、高見順、和辻哲郎、小林秀雄、谷川徹三、前田青邨など)
関東大震災で被害を受け、本殿など昭和に入って建立されたようですが、それでも、古都の風情漂う、心安らぐ美しいお寺。
私のお気に入りのお寺のひとつでもあります。
北鎌倉から浄智寺の先の踏切を鎌倉方面に向かってパチリ。ススキがきれい。すっかり秋です。
左 : 最後のおまけ。
新しく出来た「日々響」のスィートポテト。美味でした。
「日々響」は先程の踏切からすぐ。茅葺の民家の向かいの路地を入ったところにあります。
酔芙蓉、大好きですよ。我が家の庭先でたくさんの酔芙蓉が楽しめます。(本当は借景ですが)
でも、8月初旬が盛りだったような。今はもう切り詰められてしまっています。種類によって時季が違うのでしょうか。
これからも折々の記事、楽しみにしています。
やはり鎌倉は山に囲まれた谷戸だからでしょうか。あともう少し?楽しめそうです。
応援ありがとうございます。
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