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京都 東山の高台寺へ(2012.03.17)

京都3日目。
2日目の晩、京都東山花灯路(3月10日~20日)といって、ライトアップされた八坂神社、高台寺方面への散策を楽しんだのですが、
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再びそちらの方へ。
豊臣秀吉没後、その菩提を弔うため秀吉夫人・北政所ねね様が開創した高台寺を訪れました。

あいにくの雨。そのぶん観光客の数も少なかったかもしれません。
「ねねの道」に面した受付で参拝チケットをいただき、境内に入ります。
(チケットは高台寺・圓徳院・掌美術館 3枚セットがお徳です。)
長い石段。
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途中の白い椿の花。
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雨にうたれてきれいでした。
方丈の前に広がる庭。
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通常は枯山水の掃き清められたお庭ということですが、京の冬の旅の期間は龍をあしらった庭になっています。写真ではわかりにくいかもしれませんね。龍のウロコは古くなって取替えた瓦を使っているそうです。なかなか迫力ある龍でした。

ここから開山堂に向かいます。大変美しい庭園が広がっています。
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東の臥龍池(がりょうち)、西の偃月池(えんげつち)を中心として展開される池泉回遊式庭園で小堀遠州によるものだそうです。(鎌倉光明寺の記主庭園も小堀遠州作でしたね)
写真で左手に見えるのが開山堂。中央奥に見えるのがねね様の霊屋(おたまや)。開山堂と霊屋は臥龍廊(がりょうろう)と呼ばれる階段で結ばれています。

また、開山堂手前には観月台という檜皮葺きの四本柱の風雅な建物?がありました。上の写真では写っていないので、写真ネットより拝借しました。
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唐破風のついた屋根、わかりますか?ここでお月見、風流ですねぇ。

開山堂内部も霊屋内部も撮影禁止。
個人的には開山堂は修復が行き届いてない分、返って歴史を感じ好みでした。徳川の財政的援助があったのでしょう。霊屋内部も見事で感心しました。

霊屋のさらに上には、伏見から移築したというお茶室、傘亭と時雨亭がありました。利休の意匠によるお茶席です。
降ったりやんだりする雨で、写真がね、思うように撮れませんでした。これで我慢して下さいね。
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2軒のお茶室は土間廊下でつながっています。
時雨亭はお茶室には珍しい2階立て。2階でお茶をいただきますが、掛軸など掛ける場所がありません。周りの景色が掛軸代わりなんだそうです。

そうそう、開山堂から霊屋までつながる臥龍廊、今回は中を歩くことができたんですよ。紅葉の頃はいいだろうなぁ、と・・・。(画像、ネットより)
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高台寺、寺紋は五七の桐紋に16弁の菊花紋。桜とモミジが多かったかな。
ここも、また季節を変えて訪れたいお寺でした。
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by b_neige | 2012-03-22 09:05 | 京都のお寺 | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)