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広町緑地 稚児桜を探して(2012.04.16)

先週、台峯のオロチ桜を見ることが出来ましたが、今年はもう一本、桜の巨木を訪ねてみようと思いました。広町の緑地にある大桜、別名「稚児桜」です。

大船駅から湘南モノレールに乗って、西鎌倉で下車。(相変わらずスイカ使えません。)
今年1月にガイド協会のウォーキングで龍口明神社を訪れた時以来です。あの時は龍口明神社のあと、川沿い(二又川)の小道を腰越方面に抜けて行きましたが、今日はその途中、五郎丸橋まで来たら、その橋を渡ります。
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道なりにまっすぐ進むと広町の森入口です。
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ここまで駅から約10分。そんなに遠くありません。
入口にポストがあって、散策地図が入っているのでもらっておきます。裏には広町緑地への道順もプリントアウトされています。ご参考までにスキャンしますね。
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さて、いろいろコースがあるようですが、私は外周コースへ。(上の地図の赤いコース)
そうそう、入口広場では、幼稚園くらいの子連れのママ達が賑やかでした。

広場をぐるっと囲むように山並みが。左手に伸びる土の道を進んで行きます。大きなメタセコイアの木(2本)を過ぎると、今度は大きなエノキの木が右手に見えてきます。
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ここで右に折れる分岐点があります。私はエノキの木につられて、これを右に曲がってしまい、エノキの横を左折しましたが、まっすぐ進む道が外周コースです。
(大エノキのところからの道は細くぬかるんでいて歩きにくかったです。)
外周コースは小さい標識が時々あるので、それを忠実に辿れば大丈夫。
カエル池の方に進みます。この辺り、ハンゲショウの湿地があるそうです。6月頃には見頃になって、観察会があると聞いています。また来ましょうかね。

さて、池のそばから斜面を上る急な道が続きます。目印は小さな「石切場」という標識。
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右側の小さな標識、わかかりますか?ここを道なりに上って行くんです。結構急でちょっと息がきれます。
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幼稚園か保育園か、小さい子供達が走って下りてきました。元気いっぱい。走って下りるのはちょっと危ない道です。後ろからママ達が追いかけて。。。大変みたい…。(笑)
上って行くと、山の中腹に石切場の跡があります。
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岩が垂直に切り立っています。広町の緑地には、鎌倉時代、戦略拠点として西の警備を固める「竹ヶ谷城」という砦があったそうです。中世の遺構が残る場所なんですね。この石切場もその関係でしょうか。
石切場を横目にもう少し登ると、尾根道に出ます。なだらかです。こんな具合。
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道なりに外周コースを進みます。ヤマザクラやコナラの大木が多いです。道なりに進むと、分岐点。鎌倉山方面に下山する道があります。ここは、そちらではなく右に。
しばらく歩くと、「大桜」という標識が出てきます。それに従って進むと、ほどなく奥に、ほら見えてきました。
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「稚児桜」です。
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もうちょっと近づいて。
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樹高16m、樹齢は200年、山桜と大島桜の雑種だそうです。
看板には、根の養生をして樹勢の回復を図っている、と書かれていました。
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残念ながら、葉桜。花は終わったばかりのようです。でも、どうですか?大きな幹が何本も。すごいでしょう? 立派な巨木です!

昔、五つの頭を持つ龍に、津村の長者の子ども16人が飲み込まれて、人々はこの桜を塚になぞらえたと伝えられています。だから「稚児桜」。悲しい伝説ですね。
だけど、悪事を繰り返した龍はその後、江ノ島の美しい天女さま(江ノ島弁財天)と結婚し、改心したんですよね。そして、ついには体が衰えて山になったと。

伝説の「稚児桜」、柵があるので、傍まで行けなかったのは残念です。(幹に触れてみたかったので。)
お天気が曇りで、バックが青空ではなかったからか、それとも、奥まった場所にあるためか、少々暗い感じがしました。オロチ桜の方が開放的でダイナミックだったかなぁ。。。
来年満開の時にもう一度来ます!(青空の日にね♪)
続く
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by b_neige | 2012-04-16 18:21 | 鎌倉歩き | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)