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有志会 阿弥陀さま巡り(2013.02.05 part2)

庶民信仰の阿弥陀さま巡りで、大町・材木座方面の4つのお寺を訪れます。
鎌倉駅集合で教恩寺→向福寺→来迎寺→光明寺という行程。
光明寺を除いて、あとのお寺は普段は未公開なんです。
材木座の来迎寺には前にガイド協会で特別参拝させていただいたことがありますが、教恩寺、向福寺に関しては、鎌検の勉強で、一度訪れてはいるものの、お堂は閉められていて。。。今日はいいチャンスだと思って参加させていただきました。
2回に分けて、ご紹介します。

ただ、仏さまは撮影不可。だからお寺のみの画像になってしまいます。ネットを探してみますが、どうぞあしからずご了承ください。<(_ _)>

最初は教恩寺・・・時宗。開基・小田原北条氏三代・北条氏康。
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山門の表欄間に十六羅漢が施されている。
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一ノ谷の合戦で敗れた平清盛の子・重衡が鎌倉に幽閉された時、源頼朝が一族の冥福を祈るよう阿弥陀仏像を与え、重衡が篤く信仰したとの記載が新編相模国風土記稿にある。
(平重衡は、清盛の五男。東大寺・興福寺を焼き討ちしたことで、平家滅亡後、東大寺の使者に引き渡され、木津川で処刑された。)
また、ガイドさんによると、このお寺の境内で宋の古銭が出土したそうです。怪談が聞けるお寺とも聞きました。境内には大きなタブの木があります。

お堂の中に上がりました。
<教恩寺の阿弥陀三尊>(ネットより拝借)
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像高99cm。鎌倉時代前期のもの。伝運慶作。上品下生の来迎印を結ぶ。両目のつり上がった厳しい表情。穏やかで流れるような衣文様に特色がある。(鎌倉では珍しい平家絡みの仏さま)
両脇侍(観音菩薩・勢至菩薩)の面相も本尊と似ていることから、同じ仏師の作と考えられる。

向福寺・・・時宗。開山は一向俊聖上人。一遍上人と同じ鎌倉時代に各地を遊行し、踊り念仏によって教えを広めた。
(写真撮り忘れたので、ネットより拝借。)
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1926年(大正15)「丹下左膳」で知られる作家・林不忘が一室を借りて新婚生活を送った。

お堂の中に上がりました。
<向福寺の阿弥陀三尊>(ネットより拝借)
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像高79cm。南北朝時代のもの。上品下生の来迎印を結ぶ。深く刻み込まれた衣文様の線が美しく、力強い慶派と優美な宋派を併せもつ、中世鎌倉の特徴をよく表している。両脇侍は膝を軽く曲げて上体をやや前に傾けた来迎の姿勢をとっている。やはり本尊とよく似ており、同じ仏師の作と考えられる。

向福寺本堂左脇のサザンカ。
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今が最盛期という感じでした。右脇にはプランターが多数置かれ、パンジー、サクラ草など可愛い花が迎えてくれます。ジンチョウゲもこんなに沢山の蕾をつけて。
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向福寺、写真だと民家のようでしょう?ぐっと親しみ易い感じがするお寺です。
続く。
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by b_neige | 2013-02-06 16:42 | 鎌倉歩き | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)