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ガイド協会史跡めぐり-いたち川沿いの古刹(2013.10.07 part2)

いたち川の「いたち」って、こんな漢字です。
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ご存知でした?

川べりの散策、この日は天気が急速に回復し、夏日のよう。そこここで満開のキンモクセイ。
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甘いいい香りが漂って、秋の素敵な一日と言いたいところですが、暑かったです。
夏、再来~。もういいのに。(>_<)

ほどなく長慶寺に着きました。浄土真宗。
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先に訪れた光明寺と同様、この寺も鎌倉時代に、浄土真宗に改宗しました。

*三代執権・北条泰時が伯母である北条政子の追善法要の為、浄土真宗の開祖・親鸞聖人を鎌倉に招き、一切経校合(いっさいきょうきょうごう)を執り行いましたが、その時、当時の住持であった光明寺・了恵、長慶寺・超世らが同席し、親鸞聖人の学徳に傾倒し、浄土真宗に帰依したそうです。

徳川家康ゆかりの寺。
鷹狩りの帰り、ここに立ち寄り、所望した水が気に入った家康から、後に立派な茶碗を拝領することに。これが縁で家康は本堂再建の資金も寄進したそうです。三代将軍家光は寺領13石を与え、家康ゆかりの地として代々保護しました。

ここも特別拝観で中に入れていただきました。
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本堂は新しく建て替えられています。お堂の中は天井が高く、大きな立派な梁が組み合わされ、モダンな感じ。こちらのお寺は浄土真宗東本願寺派ということで、ガイドさんから、午前中に拝観した西本願寺派・光明寺との相違点など説明がありました。

庭先に咲いていた最後の彼岸花。
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ここで時間が押してきている、とのことで、急遽、本来なら次、寄るはずだった皇女御前神社を飛ばし、永林寺へ急ぎます。
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永林寺所有の六地蔵と馬頭観音、庚申塔。
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馬頭漢音のお顔がなく、石柱のみなのが残念。
お地蔵さまの前掛けの色は大体、赤ですが、赤とは厄病避け・魔除けにつながるそうです。

桂谷山永林寺。曹洞宗。
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江戸時代、この辺りは「桂村」と呼ばれ、桂(カエデの古名)の木が多かったとか。
特別拝観でお堂の中に。坐禅について、臨済宗と曹洞宗の坐禅の仕方など、ガイドさんより教えていただきました。なお、このお寺にはご本尊のほか、十一面観音像が安置されていて、鎌倉郡三十三観音霊場(16番)と伝えられるそうですが、私にはいくら探しても、見つけられず、残念。(ガイドさんの説明、聞こえてなかったのかも?)
2:30にはこのお寺を出なければならない、ということで少々あたふたとした拝観になりました。

この後、飛ばした皇女御前神社の説明のみお聞きし、解散に。
どうしても訪れたいという方のみ、ガイドさんと戻って行かれました。
私は主人とバスで大船に~。
今日のガイドさんはMさん。初めてでした。蒸し暑い中、詳しく丁寧な説明に脱帽。感心しました。

永林寺には附属の幼稚園がありますが、その脇のキンモクセイの木。
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つくづく、もうこんなに秋が深まっているんですね。
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by b_neige | 2013-10-09 20:23 | 鎌倉ガイド協会史跡めぐり | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)