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坂ノ下 御霊神社の例大祭‐鎌倉神楽(2014.09.18)

鎌倉・坂の下の御霊神社(ごりょうじんじゃ)は、鎌倉権五郎景政を祭神としています。
そして、この権五郎景政の命日にあたる9月18日には、毎年、例大祭が執り行われます。
例大祭は大きく分けて、午後1時からの鎌倉神楽(境内)と午後2時40分からの面掛行列(星の井通り1往復)。
ここ何年か、見逃してしまっていて、今年こそは、と思っていたんです。
鎌倉神楽と面掛行列、両方ともちゃんと?見てきましたよ。
最初の鎌倉神楽から、ご紹介しましょうね。

鎌倉神楽は1時からということでしたが、初見参で様子が分からず、とりあえず12時過ぎに御霊神社到着。上の境内、右側に「山」が設けられていました。「山」とは、正方形のスペース、広さは8畳くらい。四隅と中央に竹を立てて縄を張り、色のついた和紙(それぞれ意味があるそうです)で作られた幣束(へいそく)や紙垂(しで)で飾られています。
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1時間程前でしたが、既に周辺にはちらほらとカメラマンの姿が!立ち位置をどこにすればいいのやら。
偶然にも、ここら辺かなと思った場所に写真家のH先生がおられました。もっとも、H先生の方は大きな三脚をお立てになって、立派なカメラでスタンバイ。見るからにプロです。(私は先生の2m位右横に、それなりのカメラで)
前列の椅子席後ろに立ちました。これなら写真、大丈夫かな、と思ったのですが、神楽が始まると、なんとなんと前の方が立たれる始末...。想定外の出来事に場所、ビミョウに移動。
椅子席の方は座っていて欲しかったですぅ。。。
なおかつ、後ろの方からは、頭がじゃまだと言われ、なんとも。。。(+_+)
なので、写真、難しかったです。~゜・_・゜~ とほほ。

鎌倉神楽は「湯立神楽」とも呼ばれます。
湯立神楽とは、釜の煮えたぎった湯を用いて、無病息災や除災招福、五穀豊穣などを祈る神事。
こちらが境内に置かれた大釜です。既に準備OKのよう、湯気が上がっていました。
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二部構成で、前段四座(であったと記憶しています)、途中何分かの休憩を挟んで後段五座だったかな。(約1時間)
それぞれの座(神楽)の前には、その名称や特徴など、神職の方がマイクで説明して下さるので、分かり易かったです。(なかなかユーモアのあるご説明で、意外と楽しめます。笑)
ただ、メモしておかないと、すぐ忘れてしまう。(>_<)

こちらが前段の座。
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前段の座は御幣招(ごへいまねき)など、鈴と白い扇(お供えの米が少量盛られている)を持って、「山」の四隅に撒き捧げ、神々を招く神楽です。
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横笛や太鼓などによる雅楽が奏でられる中、4人の神職が交代で舞います。
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前段最後の座が湯笹に湯をくぐらせ撒き散らす神楽でした。(肝心の撒くところ、画像なくて<(_ _)>)
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湯が立っている大釜。
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休憩時に、神職は上に着られた束帯を脱がれます。こんなお姿に。(マイクで説明が入ります)
後段は招き入れた神と共に舞う神楽。
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神職2人による神楽は、息がぴったり合ってないと難しいのだそうです。
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神楽「笹の舞」。
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大釜の煮えたぎった湯を掻き回し、湯玉・湯花を立てる「掻湯(かきゆ)」をするのですが、この時の湯玉・湯花の湧き上がり具合から、その年の吉凶を占うと聞きました。画像、ありません。<(_ _)>
後のご説明で、神官さん、眼鏡をかけてらして、「掻湯」の際、レンズが真っ白に曇ってしまい、どんな湯玉だったのか、見えなかった、と。一同、笑ってしまいました。お茶目な神官さん!
そうそう、この時、煮えたぎった湯に浸された湯笹から飛んでくる湯の飛沫がかかると無病息災のご利益があるんですって。
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お次は「射祓(いはらい)」。四方の悪しきものを祓い清める神楽です。
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これも、飛んできた矢を持ち帰ることが出来、取れるとご利益があると伺いました。
5本目の矢は、正面に向けられるのですが、正面には神様が鎮座されているので、放たれません。
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最初に放たれた矢を取られた方がいらして、写真撮らせていただきました~!
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そして、いよいよ最後の神楽、天狗と山ノ神が二人で舞う「剣舞もどき(けんまいもどき)」。
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天狗(赤い面)は剣を持っています。山ノ神(黒い面)は大きなしゃもじ。天狗が天下泰平と家内安全を祈って舞いますが、山ノ神はしゃもじで参列者の頭をなでるなど、滑稽な動作で邪魔をします。見物客から笑いが起こって、和やかな雰囲気に。

お供え物のお菓子(飴)が縁起物として周囲(我々、参拝客)に撒かれ、これにて、終了~。
飴、なかなか拾えませんでした。(全員に行き渡るほどじゃなかったんです) 残念~。

さて、この後は面掛行列。立ちっぱなしなのに、ゆっくりする暇もなく、お神輿の脇を通って、移動します。
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続く
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by b_neige | 2014-09-19 17:05 | 鎌倉歩き | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)