材木座 五所神社の摩利支天像(2016.02.02)
2016年 02月 02日
64年間の、日本で最初の公立近代美術館としての歴史に終止符。淋しいですけど、今後はあの建造物がどうなっていくのか、見守りたいと思います。
cf: 神奈川県立近代美術館 鎌倉館&鎌倉別館建築ツアー(2015.03.15)
さて、2、3日前のことです。2016年度の梅かまくら寺社特別参拝の一覧表を見ていて、2/9(火)の禅居院ってどんなお寺かしらと調べていたところ、摩利支天像がらみで、長いこと忘れていた五所神社の同じ像のことを思い出した次第~。
以前、どこかで(もう忘れてしまいました)五所神社のその像のことを読み、ついでに?五所神社の境内には隠れキリシタンとされるお春さんの石像があると知り、俄然興味がわいたんです。行かなくっちゃって!なのに、今まで長いこと、忘れていて。。。やれやれ。
(禅居院の話じゃありません。まぎらわしくて恐縮~。<(_ _)>)
それで、今日は鎌倉・五所神社へ。
お昼頃の横須賀線、ちょうど前の電車が鎌倉‐逗子間で自転車と接触したとか。大船駅で結構停車し、どうなることかと思いましたが、幸いにも大事に至らなかったようで、程なく動き出し、無事鎌倉入り~。安堵します。
前置き、長くてすみません~。
五所神社には、昔鎌検の勉強で、一度訪れたきり。(ブログを始める前でした)
場所は材木座。近くのお寺は来迎寺とか実相寺になります。
はい、こちら入口の鳥居です。
では、参道を進みますね。
両側には桜に混じって、何本か、まだ小さい玉縄桜が植樹されています。(開花にはまだしばらくかかりそう)
正面の石段のところまで来ました。
石段を上がると、すぐ右手に庚申塔が並んでいるのですが、
摩利支天とは陽炎(カゲロウ)を神格化した女神だそうです。
目に見えなくとも常に身近に居て、月日に先立って進み、進路の障害になるものや厄を除き、ご利益を施してくれるのだとか。
武家の間では、戦勝の神として信仰され、出陣に際しては鎧の中に秘めてお守りとされました。
また、五穀の結実を豊かにする農業の神ともされたそうです。
お姿ですが、猪に乗っています。そして、三面六臂。
よく見て下さいね。お顔は三面。
右側から拝見すると、腕は4本あります。
左側からだと、残り2本の腕。
ただね、本来、摩利支天像は、出来るだけ小さく作る方が望ましいんですって。
ちなみに、日本三大摩利支天は、金沢の宝泉寺(ほうせんじ)、上野アメ横の徳大寺(とくだいじ)、そして京都建仁寺(けんにんじ)の塔頭(たっちゅう)禅居庵(ぜんきょあん)ですって。
五所神社のこの摩利支天像、とても美しい石像なんですが、どうしてこちら(神社の境内)に置かれているのかしら??不思議不思議。。。
この向かいにある石上稲荷社です。
その左側、国指定重要美術品の板碑になります。
それでは、やっと、お神輿蔵と本殿へ。
少々疲れました。皆さんもでしょう?(笑)
続きます
私は、昨年の今頃<ミモザ>の花にはまっていて
「鎌倉でミモザが見られるお寺」ということで来迎寺に
行きました。
そして、その来迎寺の近くにある五所神社に寄りました。
でも、、摩利支天像やお春像は全然記憶になくて。きっと当時は、庚申塔とか石像とかには関心がなかったんだと思います。
ミモザ、実相寺のものですが、Part2でご紹介しますね。