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馬頭観音ではなく牛頭観音!?ー子安の里で(2017.04.17)

17日に緑の会で歩いた子安の里で見つけた、「牛頭観音」です。
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珍しいでしょう?これまで、「馬頭観音」は見たことあったのですが、こちらは初めて!!ちなみに、馬頭(ばとう)観音って、調べてみると、観音菩薩の化身と出て来ます。憤怒相をもって、人身で、頭が馬のものと、馬の頭飾りを戴くものがあります。諸悪魔を下す力を象徴していて、煩悩を断つ功徳があるそうです。一般的には、家畜(馬)の無病息災の守り神。江戸時代に馬の供養と結びついて信仰されるようになりました。

それ故、牛頭観音は(ぎゅうとう)観音と素直に読んでいいと思うのですが、もしかして(ごず)観音って読むのかも。
牛頭(ごず)天王であれば、インドの祇園精舎の守護神、イコール素戔嗚尊です。
ちょっと悩みますが、(ぎゅうとう)観音でよいのかなと。

いずれにしても、牛の供養と思います。。。こんな風じゃなくて、牛頭観世音って文字で彫られているのも多いそうです。
*仏教では牛頭観音はいないとか。

それから、こちらの石仏は子安観音。
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子どもを抱いたお姿の観音さまです。寛政元年に建立。

それからまた、ちょっと歩いた場所にあった庚申塔群。
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10基、並んでいました。

この中で、面白いと思ったのは、享保6年(1721)に建立された一匹の猿が御幣を持ったもの。
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ちょっと江ノ島で見た、猿がいっぱい彫られた群猿奉賽像庚申塔(ぐんえんほうさいぞうこうしんとう)を思い出しました。あちらは、36匹の猿が踊っていたっけ。御幣を持ってましたっけ??(さっき、調べたら、扇子は持っていたものの、御幣は、持たず…)

この日は植物の名称も多々、教えていただきましたが、里山歩きも楽しかったです。
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by b_neige | 2017-04-27 07:11 | 緑の会 | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)