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比企ヶ谷 妙本寺のカイドウ(2013.04.04 part2)

食文化を楽しむ会の後、近くの妙本寺に行ってみました。
もちろん、カイドウの花がお目当てです。
さくらの次に咲くのは、この花ですものね。

妙本寺の参道。
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若々しい新緑です。もうそんな季節?と驚きます。まだ4月に入ったばかりなのに…。
でも、見て下さい。二天門前も爽やかな緑ですよ。
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新緑に誘われてか、カイドウ目当ての見物客か、とにかく、今日の妙本寺はいつもよりずっと人が多いです。
絵になる二天門。
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そして、祖師堂前。
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右と左にあるカイドウ、満開です。
右側のカイドウの方が古いそうです。
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妙本寺とカイドウ。これは語らなければなりませんね。(笑)
批評家・小林秀雄(1902-1983)と若くして夭折した詩人・中原中也(1907-1937)のお話です。
中原中也は大正12年、16歳で女優・長谷川泰子(1904-1993)と知り合い、翌年より同棲。大正14年、泰子とともに上京。小林秀雄と出会うわけですが、なんと小林秀雄に泰子を取られてしまうのです。
小林秀雄『中原中也の思い出』の中に、この間の経緯が語られ、晩春の妙本寺の散り行くカイドウの下で、中也と会い語ったエピソードが出てくるんです。

ただ、今ある妙本寺のカイドウはこのエピソードのカイドウから3代目なんだとか。
妙本寺のカイドウ、2日続いた雨にもめげず、ふっくらとした可愛い花を沢山つけて、今盛り。
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祖師堂脇では、4月13日に行われる「千部会」の準備でしょうか、(祖師堂前に立てられる)大きな卒塔婆?を作成中でした。
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境内では、カイドウの他にも、枝垂れ桜・椿に、シャガも咲き始めていました。
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モクレンもありましたよ。
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おまけにヤマブキまで。
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ソメイヨシノは今年はもう終盤ですが、八重桜はこれから。
日蓮像の背後から境内を。
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そうそう、比企氏代々の墓の前に「御衣黄=ぎょいこう」という珍しい緑の桜がありましたので、最後にご紹介しておきます。
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また、写真は撮りませんでしたが、妙本寺の看板ネコ、ハナちゃんでしたっけ、久しぶりに会いました。いつもは祖師堂前にいるのに、今日は大勢の人に恐れをなしたのか、墓苑入口の石段付近で遭遇。相変わらずの人懐っこさ。いつまでも遊んでいたかったです。(笑)
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by b_neige | 2013-04-05 17:15 | 鎌倉歩き | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)