明月院の黒花蝋梅(2013.05.21)
2013年 05月 21日
今年初め、冬の明月院を訪れた時、枝葉が落ちている時季だからこそ発見した『黒花蝋梅』!
cf: 明月院のロウバイ(2013.01.07 part4)
確か花期は5月だったはず。
今年は早くから暖かくなって、桜もツツジも早かったし、もしかしたら終わってしまっているかも、といささか心配で。。。
さてさて、私もお初。『黒花蝋梅』 間に合いました!
もう一本は総門から桂橋を渡って左手に入った辺り。
どちらが大きいかしら?同じ位かも? 画像の木は桂橋近くの木です。
『黒花蝋梅』
ロウバイ科クロバナロウバイ属の落葉低木。
北アメリカ原産。日本へは大正時代に渡来。
樹高は2メートルほど。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面には艶があり、枝先に赤紫の花が上向きにつく。
学名:Calycanthus floridus
属名の Calycanthus (カリカンサス)はギリシャ語の「calyx(萼)+ anthos(花)」が語源。
種小名の floridus は「花の多い」という意味である。
木はこんな感じ。(大きな幹があるわけじゃありません)
ここまで、桂橋に近い方でした。上の方にはまだ蕾が見られましたが、そろそろ終わりかけの感じもします。
もう一本の木の方に移動。ボケの木(まだ何輪かの花をつけています)の向い。
こちらは左右の木におされて、写真が撮りにくいですが、まだ結構、花をつけています。
ロウバイなのに、初春に咲く黄色いロウバイとは全く趣を異にします。そう言えば、クロユリもそう。白いユリが黒になるのかと思ったら、大きさも全然違って、拍子抜けしたっけ。(笑)
小さな珍しい花『黒花蝋梅』。初見参でした。嬉しかったです。
それでは、次に、夏ロウバイに移りますね。
明月院はもうじき明月院ブルーのアジサイの季節を迎えますが、その前に咲くのが夏ロウバイ。夏ロウバイの木、境内に多いんです。まずは一枚。