鎌倉駅の発車メロディー(2013.07.12)
2013年 07月 12日
今月2日に鎌倉歩協のウォーキングで鎌倉駅に降り立った際、気がついたのですが、7月1日より
鎌倉駅の発車メロディーが変わりました。文部省唱歌「鎌倉」です。それもフルート演奏の。
*文部省唱歌とは、1910年(明治43年)から戦前、1944年(昭和19年)までの音楽の教科書に掲載された楽曲。
ネットで歌詞を検索しました。
文部省唱歌「鎌倉」 作詞:芳賀矢一、作曲:不詳
1 七里ヶ浜(しちりがはま)の磯づたい 5 若宮堂(わかみやどう)の舞の袖
稲村ヶ崎(いなむらがさき)名将の しずのおだまきくりかえし
剣(つるぎ)投ぜし古戦場 返せし人をしのびつつ
2 極楽寺坂(ごくらくじざか)越え行けば 6 鎌倉宮(かまくらぐう)にもうでては
長谷観音(はせかんのん)の堂近く 尽きせぬ親王(みこ)のみうらみに
露坐(ろざ)の大仏おわします 悲憤の涙わきぬべし
3 由比(ゆい)の浜辺を右に見て 7 歴史は長き七百年(しちひゃくねん)
雪の下道(したみち)過ぎ行けば 興亡すべて夢に似て
八幡宮の御社(おんやしろ) 英雄墓は苔むしぬ
4 上(のぼ)るや石のきざはしの 8 建長(けんちょう)円覚(えんがく)古寺の
左に高き大銀杏(おおいちょう) 山門高き松風に
問わばや遠き世々(よよ)の跡 昔の音やこもるらん
1番の歌詞 : 新田義貞の鎌倉攻め(稲村ケ崎で龍神に祈りを捧げ、海に太刀を投げ入れる)エピソードが唄われています。
5番の歌詞 : 義経の愛妾・静御前が、鶴岡八幡宮で、頼朝・政子夫妻を前に、義経を恋い慕う気持ちを歌に託して舞を披露したエピソードが唄われています。
吉野山峰の白雪ふみわけて入りにし人の跡ぞ恋しき
しづやしづ賤(しず)のをだまきくり返し昔を今になすよしもがな
6番の歌詞 : 護良親王は後醍醐天皇の皇子。鎌倉幕府の討幕に功績があったものの、足利氏との抗争に敗れ政治生命を失い、土牢に幽閉された後、足利直義(尊氏の弟)の部下・渕辺義博によって殺されました。
この土牢の場所に明治2年、護良親王を偲び、明治天皇が鎌倉宮を創建したわけで、このエピソードが唄われています。
なんとなんと、8番まで歌詞があるなんて。。。びっくり。(1番の歌詞だけは知っていました)
結構、鎌倉の各名所が織り込まれているし、レトロだけど、最近は昭和の懐古調ムードがうけてるしで、鎌倉駅にはぴったりなのでしょう。
私はやっぱり、1番の歌詞が好き。皆さんは?
この歌が作られた時の鎌倉と今の鎌倉。かなり感じは違いますね。鎌倉在住の友人によると、昔(3、40年前)は鎌倉駅に降り立つと空気も違ったそうです。
いにしえの鎌倉。。。郷愁をそそられる歌です。
ご参考までに、フルート奏者は吉川久子さんという方。
鎌倉観光協会と鎌倉商工会議所よる歌詞プレート(真ちゅう製 縦36.4cm横51.5cm)が鎌倉駅に飾られています。
1番も覚えていましたが、こんなにあったとは知りませんでしたわ。
10日、友人のシャンソンを聴きに(パリ祭)藤沢へ、帰りに鎌倉に
行く予定でしたが、猛暑の為断念。当分、行く気になれません。
お元気なb_neigeさんですが、どうぞ、ご自愛下さい。
8番ご存知だったんですか?禅寺の感じが出てて素敵な歌詞ですよね。8番まであるなんて、ほんとにスゴイ~。
シャンソン!あら、私もご一緒したかったです。
唄うのはヘタクソでダメですが、聴くのは大好き。(^^)
夏、長そうですねぇ。
先日も友人をお誘いしたのですが、暑さに弱いのでと。。。(泣)
先日、歯痛がでましたが、夏バテはまだです。♪
改悪だったとも。(>_<)
歌自体はいい歌と思うのですが…。
よし、今日も頑張ろうという時に、毎朝あの歌に送り出されるというのは、おっしゃる通りちょっとテイストが違うのかもしれません。
経過観察というところでしょうか。
ご意見、ありがとうございました。