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建長寺・塔頭、回春院から天園への西御門口へ(2014.02.03 part2)

節分会の余韻に浸りながら、回春院へ。この辺り歩くの久しぶり。確か、昨年の冬、鎌倉ドラマのロケ地めぐりで来て以来?

回春院山門手前の墓苑入口で、映画監督の大島渚さんのお墓を示すプレートを発見。まぁ、びっくり。昨年、出来たんですね。知りませんでした。
注:以前、回春院にある作家の「葛西善蔵」のお墓をご紹介しましたが、回春院の墓苑は2ヶ所あって、大島監督のは山門手前。葛西善蔵さんのは、小川に沿った脇道を上って行く上の墓苑。

せっかくなのでお参りすることに。
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アートのようなオブジェが置かれた大島渚監督のお墓です。
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石の上には「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」と言う明石海人の言葉が刻まれています。
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既成概念の打破を常に意識されたのでしょうか。しんどい生き方ですがポリシーがあります。ちょっと身を正したくなる思い。
大島監督が好まれたのでしょうか。お墓の横には枝垂れ桜が植えられていました。

大覚池越しに見る建長寺・塔頭、回春院。
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以前、ガイド協会のやぐら巡りで朱垂木やぐらからここに下りてきたことがあります。
本堂にも入れていただきました。(ご住職は愉快な方だった記憶が)
創建時の位置は現在地より北西にありました。(朱垂木やぐら方面、石切場辺り)
本堂前の大覚池は建長寺の貯水池として利用され、昔は数倍大きく深かったそうです。大亀が棲んでいたと「新編鎌倉志」に記されています。

さて、ここから山道へ。
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まっすぐな杉林が続く道です。杉の木立がとぎれる辺りに、やわらかな緑の絨緞が広がっていました。
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春の七草の一つ、「ハコベ」。繁茂しています。なんだか、ほんとに水ぬるむ春、という感じの陽気。もう3月の末頃なのでは、と錯覚する位。

そのまま道なりに歩いて行くと、じきに十字路に。
左が朱垂木やぐら経由天園ハイキングコースに合流する道。右が先日、八幡さま裏の新宮神社から上って来た道になります。
新宮神社からこの地点まで、アップダウンを繰り返しながら相当歩きましたが、回春院からだと、あっという間。ちょっと拍子抜けです。だって、多分あの時、小1時間位かかったんじゃないかと。。。途中、分岐もあったし、ここまでなかなか難しいルートなんですよ。(ほんとにいつか確認の意味で、もう一度歩かなくっちゃ)

そして、この十字路、まっすぐ進めば、西御門口。ものの数メートルで西御門の住宅脇に出てきました。
この画像は歩いてきた道を振り返って。
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ここからは、もう舗装されたアスファルトの道。ただし、信じられない位、急勾配の下り坂。しかも長い!
先日、コメントをいただいヒロリンさんがおっしゃっていた通りです。(笑)
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下が見えない?(笑)
でも下りはらくちん。ひたすら下りるだけ。(^^) 
天園への西御門口、お初でした。
Commented by ヒロリン at 2014-02-05 05:19 x
「鎌倉ドラマのロケ地めぐり」、私も『ビブリア古書堂の事件手帖』
のロケ地めぐりしましたよ。 建長寺の中では「えっ、こんなところが?!」と。

「杉の木立がとぎれる辺りに、やわらかな緑の絨緞が広がっていました。」とある、この場所で1回目の「朱垂木やぐら」探しを。
パンツの膝から下に植物の種がビッシリくっついていました。

この辺りから回春院への場所は<地獄谷>と呼ばれるとか。
ここから回春院へ抜けられた時は、「地獄から極楽へ来たの?」
みたいな驚きがありました。

私のコメント覚えていてくださって嬉しいです。
あそこは、やはり上るより下る方が・・・

「ちょっと拍子抜けです」、全く同じ気持でした、私も。

それでも道のつながりがわかった達成感は大きかったですが。

Commented by b_neige at 2014-02-05 22:26
そうですね。頭の中の道がつながって、なるほどね、という感じ。(^^)

十王岩-回春院のルートでは、昔、ガイド協会さんに「朱垂木やぐら」と、もう一つ、「線刻地蔵やぐら」を教えていただいたのですが、その二つ目のやぐらがその後、どうしても見つけられないんです。やぐらの中に、線でお地蔵さまが刻まれているという。

ヒロリンさん、もし見つけられたら、是非教えて下さいね。道沿いではなく、少し離れた場所にあったことしか。。。(>_<)
Commented by ヒロリン at 2014-02-06 05:57 x
おはようございます。
今日の「徹子の部屋」、有馬稲子さんがゲストで
小津安二郎監督が話題となり「監督の家で目にした衝撃の光景など、小津ファンにはたまらない秘話で当時を振り返る。」
とあります。

このブログで教えていただいた小津監督が住んでいらした家
が話題になるかもしれませんね。
Commented by b_neige at 2014-02-06 08:15
あの小さな隧道!鎌倉チック?なローケーションですものね。
小津さんといえば、鎌倉文学館、そろそろ行っておかなければね。
特別展、いつまででしたっけ?
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by b_neige | 2014-02-04 16:17 | 鎌倉歩き | Comments(4)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)