ガイド協会史跡めぐり-中世鎌倉の原風景をたどる(2014.03.11)
2014年 03月 13日
「中世鎌倉の原風景をたどる~やぐら、大仏切通、鎌倉大仏の謎に迫る~」ですって。
半日コースでお手軽だったこともあって、これまた久しぶりに主人と。当日参加です。
コース:鎌倉駅西口→市役所前(御用邸跡)→諏訪神社→蓮華寺跡→松谷寺跡→北条氏常盤亭跡→北条義政邸跡→大仏切通→高徳院・鎌倉大仏
出発(最初は19名のグループでした)。
鎌倉市役所が建っている辺り、もうご存知ですよね。駅西口から2、3分の場所。御成小学校やら中央図書館やらある場所。ここは明治天皇が皇女のために建てた御用邸跡地。(御用邸は関東大震災で倒壊)
ただ、昭和60年の御成小学校校舎改築に伴う発掘調査で、奈良時代の遺跡(木簡など)が発見され、郡衙(ぐんが=郡役所)があったことが判明しました。「今小路西遺跡」と呼ばれています。
お次は商工会議所に隣接する諏訪神社。
諏訪盛重・・・弓の名手。源頼朝に討たれた木曽義仲と親しかったので捕らわれの身となったのですが、1187年(文治3年)の流鏑馬の後、頼朝前で、的、次に(的の下の)小土器、更には(的を立てる)棒=串まで見事に射抜き、罪を免れました。(屋敷内に置かれた守護神はそれ故?)
市役所通りをまっすぐ。隧道を越えて歩きます。
途中にある蓮華寺跡の碑
松谷寺、佐介文庫跡の碑
次は、7代執権・北条政村邸跡=北条氏常盤亭跡。
大仏切通に程近い場所にあり、鎌倉の西方防衛の要衝。政村をはじめ、北条一族の有力者が居住していました。
ここで可愛いお客様たちに遭遇。
元の道に戻る途中、見えた富士山。
さて、この先、円久寺というお寺がありますが、その手前の小径を入った奥。
先ほどの北条氏常盤亭の西端にあたる平場。北条政村の甥にあたる北条義政邸跡ですって。
ここはお初です。全く知らなかった。へぇ~、という感じ。
史跡を記した杭も立てられていました。
こちらの跡地は荒れ放題でやぐらを確認しようにも道はなし。下草が枯れている今なら、多分行こうと思えば可能かもしれませんが。
ここも広いんですよ。この一帯に北条一族の館が並んでいたんですね。
中世鎌倉の面影が偲ばれます。800年前。。。
続く