秘密の場所へ(2014.05.26)
2014年 05月 26日
釈迦堂切通が崩れて、現在は通行止めになっているのはご存知でしょう?この上には、また別の切通ややぐら群があるのですが。。。
ガイド協会の史跡巡りで昔、2度ほど(2009年と2010年)、特別公開・拝観があったようです。最近はないですね。だから、秘密の場所!
大町6丁目9。大町釈迦堂口遺跡入口。
自己責任で入ります。最後、出口は衣張山頂上のあのけもの道。
あそこにはなんの立札もなかったしね。この期に及んで、まだ言い訳を?(^^ゞ
アスファルトで舗装された道を辿って行くと、右手には、5月末ですけど、もう下草がかなりはびこって、うっそうとした平場が見えてきます。
ここからの道は、そう歩かれていない道と思いますが、それでも道だと、ちゃんとわかるので大丈夫。そのまま道なりに。
すると、いくらも歩かないうちに分岐に出ます。
そのうちに下を見下ろせる場所があって、どうやら釈迦堂切通の真上辺りを歩いていることがわかります。あまり楽しくありません。下が崩落した場所ですからね。(>_<) 気持ち、そろりそろりと歩きます。(>_<)
やぐらが見えてきました。
日輪と月輪(左)がはっきりわかります。
五輪塔がいくつか置かれていますが、五輪塔の下にも納骨穴があるようでした。
ようやく見ることが出来た「日月やぐら」。こんな場所に。。。
このやぐらは2010年、釈迦堂口やぐらとして国指定史跡になっています。
将来、崩落してしまわないことを祈るのみですね。
こちらは、奥隣のやぐら。
先ほどの分岐まで戻って、今度は正面、階段状になったまっすぐの道へ。
笹竹が生い茂る中、前に進むと、昔、休憩所として作られたような簡単な建物があって(もうボロボロ)、その向こうに見えているのが赤い太鼓橋。
これは手前の東屋にあった看板。
さて、また来た道を引き返して分岐の場所へ。今度は右の道へ。
こちらの道は歩きやすい道。ほどなく、北条時政邸裏門跡に到着。
切通になっています。上に見えるのが、先程見た、赤い太鼓橋。
下から見上げた方が、あの太鼓橋、それなりの風情があると思いませんか?
切通の壁面は風化して浸食されています。
ちなみに、画像では美しく見えるかもしれませんが、なんかあまり陽が射さない薄気味悪い場所でもあります。(>_<)
看板がありました。
でも、ロマンは感じますね。
ここを通り抜け更に先へ。やぐらが見えてきます。案内版には唐糸やぐらとありました。
中は何もありませんでしたが、結構広かったですよ。
やぐらの左右の上部には、柵の穴跡のような痕跡が。
やぐらの岩壁には、イワタバコが蕾をつけていました。
唐糸やぐらも日月やぐら同様、2010年に釈迦堂口やぐらとして国指定史跡となっています。
唐糸やぐらの左隣のやぐら。左右に大きな五輪塔。真ん中には地蔵菩薩。
更に先へ進みます。一旦、ここで切りますね。
続く