藤沢 遊行寺の菩提樹と菖蒲畑(2014.06.18)
2014年 06月 19日
cf : 扇ガ谷 浄光明寺の菩提樹(2013.06.06 part2)
こぼれんばかりにクリーム色の小さな花が沢山ついて、それはそれは見事でした。清楚で上品な香りにも感動しました。
ただ、藤沢の遊行寺には、もっと大きい菩提樹の樹があると聞き、それがずっと気になっていたんです。
最近になって、遊行寺には菖蒲畑もあり、6月には一般公開されると知り、それではと、遅ればせながら行ってきました。
実は遊行寺は初めてです。
確か結構昔、息子が、学校の行事(カルタ会)の際、このお寺を使わせていただいたと聞いた記憶が。。。
このお寺の、どこで???
まっ、それはさておき、私は初めて。ついでに主人も。
(主人は書き物が一段落して、最近はよく付き合ってくれます。)
え~と、こちらが本堂。木造銅葺。東海道随一なんですって。大きいです!
* この「隅切り三」というのは、源頼朝が由比ヶ浜で酒宴を催した折、席順を決めるのに、小折敷(正方形の四隅を切った曲物)の盆三枚を用意し、これに一、二、三と書いて、一を自分の前に、二を北条時政の前に、三を河野通信の前に置いたことに由来するそうです。
まずは、お参りしました。
境内は大変広いです。本堂の手前、駐車場の前辺りにある大銀杏の木。
幹が太くて、とても立派な木。元気です。
さて、菩提樹と菖蒲畑は、宝物館の前を通り、中雀門脇の入口から寺務所の方に。
こちらは中雀門。
屋根などに菊のご紋と葵のご紋が見られます。遊行寺は天皇の行在所(あんざいしょ)、天皇をお迎えする為に用意されました。
通常は閉まっていますが、開山忌(春・秋)等には開かれるそうです。
中雀門の中、すぐ左手に、大きな菩提樹の樹がありました。
ちなみに、浄光明寺の菩提樹同様、中国菩提樹。インド菩提樹ではありません。
根もとから何本かの幹に分かれているよう。そして、ここの菩提樹、足下におっきな石が置かれています。
花を見上げます。
菩提樹の巨木。いいなぁ。満足します。
さて、こちらは放生池。
さぁ、お待たせしました。いつもは入れない寺務所内苑にある菖蒲畑に入れていただきます。
内玄関で靴を脱ぎ、廊下を伝って奥へ。廊下のガラス窓越しに見えてきました。
渡り廊下の左右に、30年前に明治神宮から株分けされたという菖蒲畑が広がっています。
色とりどりの花菖蒲です。(100株ほど)
ただね、花菖蒲、終盤でございます。(>_<) だから感じだけご覧下さい。
反対側には、こんな石庭もあります。
遊行寺、境内の奥には、宇賀弁財天、更には、浄瑠璃で名高い小栗判官・照手姫ゆかりのお寺・長生院もあります。
初めて伺わせていただきましたが、楽しい散歩が出来ました。
次回は、あの大銀杏が黄金に輝く晩秋にでも、また訪れてみたいです。