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材木座 光明寺の観蓮会(2014.07.27)

27日(日)、暑いだろうけど、意を決して材木座の光明寺へ。
この土・日、観蓮会だったんです。

夏になると、鎌倉は人の流れが変わります。鎌倉駅から乗ったバスにも大勢、海水浴のお客さま、いらっしゃいました。
さて、光明寺で下車したところ、海からの風がなんて心地よいこと。陽射しはきついけれど、涼風でちっとも暑くない!昨日と大違いです。海辺だとこんなに違うものかしら? 単にこの日、風があっただけ?  (^^ゞ
とにかく、ちょっと拍子抜けするくらい、快適~。これなら大丈夫。(^^) 山門に向います。
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光明寺の山門前の広場は夏の海水浴客のために、この時季のみ、片側が駐車スペースになっています。
反対側では手作り市(手芸やら、陶芸やら。。。)が開かれていました。

山門をくぐると、桐の紋所が入った提灯が吊るされています。
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まずは本堂にお参りし、左手の浄土式庭園(=記主庭園)にまわります。
ハスの花、如何でしょう?バックに見えている建造物は宗祖・法然上人の800年大御忌に建てられた大聖閣(たいしょうかく)です。
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こちらの紅蓮は「錦蕊蓮」(きんずいれん)という種類。
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ちょうど近くで咲いているものがありました。
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花びらが八重です。
ちなみに鶴岡八幡宮のハスの花は古代ハス。大賀ハスなんですよ。(あんなにいっぱい、古代ハスなんて、びっくりしちゃいますけど)

お寺の方によると、7月中旬が盛りだったとか。でも、赤い野天傘が二つも出て、ムード満点、まだまだきれいなハスの花を楽しみました。

そして、ハス池を見下ろすこの廻廊の一角で、象鼻杯がいただけるということで、チャレンジしましたよ~。(^^)/
古代中国の夏のお遊び。
こんな風にいただきます。
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ハスの葉に注がれたお酒(もしくはお茶)を長く伸びた茎の部分から飲みます。長い茎を持ち上げている様が象の鼻に似ていることから「象鼻杯」と呼ばれるんですね。
(この画像は待っている間に撮らせていただきました)
この後、主人、そして私、トライしました。”^_^”
せっかくですもの、お酒の方。
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葉に注がれるや、思ったより、早く、口元に流れてきました。
ハスの葉の香り?清涼な味わいというか、清々しい香りのお酒という感じ。
あとで、茎の口をつけた部分を5cmほど切って、光明寺の袋に入れて頂けます。茎の切り口を見ると、小さな穴が4つ、周りに更に小さい穴が4つほど?あいていました。
ハスの葉の方には、真ん中に4つ、小さな針でついたような穴があけてありました。4つくらいが丁度いいんですって。

「ハスは泥より出でて泥に染まらず」清浄な美しい花は他に類を見ません。極楽浄土の象徴?お寺での象鼻杯、よかったです。

あとは、大聖閣でのお茶会。
10人ずつぐらい順番に呼ばれ、記主庭園を横切って大聖閣1階のお茶席へ。
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そうそう、大聖閣の屋根には鳳凰が乗せられています。
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鎌倉で鳳凰が乗せられたお堂は、こちらの大聖閣だけ。
お茶会の前には、八角になった2階部分に上り、ご本尊の阿弥陀如来三尊も拝ませていただいたんですよ。ありがたいことです。
中央の阿弥陀如来さまの光背は光り輝いて、外からでもよくわかります。
この窓からの眺望です。
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海が見えます。素晴らしい絶景でしょう?私もお初。感動しました。

さて、立礼式の抹茶席でのお菓子です。
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歌が添えられてあります。実はつい先だって、ご住職が亡くなられたと伺いました。7月の中旬に。
観蓮会のお茶会は既に決まっていた行事として、開催するものの、例年何かご住職のお手による墨跡があったようで、その代りに?、同じ浄土宗で親交のあった高徳院のご住職にこの歌を選んでいただいたそうです。
お菓子は「和賀江島」のイメージで。ご住職が生前、和賀江島近辺をよく歩かれていたということから。(大町の大くにさんのもの)
お茶室のお花は、そんなこともあって?、ムクゲとじゅず球でした。
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本当はサッカーWCにちなんで、お茶道具なども世界各国からのものを選んでお見せしたかったのですが...、とお茶会のご主人。ちょっとしんみりしたお茶席となりました。

大聖閣から出て、書院の前に置かれていた古代ハス(=大賀ハス)の蕾。
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池のトンボ。
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ご住職のご冥福をお祈りします。「錦蕊蓮」(きんずいれん)は、大変美しかったです。
Commented by 花音 at 2014-07-28 21:38 x
光明寺の観蓮会、落ち着いた風情をどの写真からも感じ取れました。
私も行きたかったです。最後の写真、・とんぼ・には、はっ!!
目がテンになりました。とんぼ、大好きなのです。
光明寺近くの路上で、さくら貝を売っている?おばあちゃんと
お孫さんがいるのですが、ごぞんじですか?
二人で拾い集めた貝をわけて下さるのです。
Commented by b_neige at 2014-07-29 07:41
光明寺のバス停の近くでしたっけ?
私は1、2度、貝のみ目にしたことがあります。
そうなんですか。おばあちゃんとお孫さん?
それはそれは。。。(^^) いつかお目にかかりたいものです。
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by b_neige | 2014-07-28 07:17 | 鎌倉歩き | Comments(2)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)