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箱根 湿生花園の「ヒマラヤの青いけし」(2015.05.19)

箱根に行ってきました。
実は昨年、箱根仙石原の湿生花園に咲いている「幻の花」、ヒマラヤの青いけしを見に行ったのですが、残念ながら、ほとんど咲き終った状態だったんです。(ほんの一部、散策路から離れた奥の方には咲いていましたが)
cf : 仙石原 箱根湿生花園へ(2014.06.03)
それで、リベンジというわけ。

2015年5月19日の青いけしです。ほ~ら。
箱根 湿生花園の「ヒマラヤの青いけし」(2015.05.19)_e0245404_2362286.jpg
じゃ~ん、これを見頃と言わずに何と言いましょう。
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魅惑の“ヒマラヤンブルー”です。♪
(湿生花園の一角では、この妖精のような花を紹介する企画展も開催されています。6/10まで)

青いけしとは?
「青いけし」が属する仲間はメコノプシス(Meconopsis)属と呼ばれていて、ヒナゲシなどのケシ属とは分類上、区別される。
メコノプシス属は、世界に60種以上が知られるが、主な分布域はネパール、インド、ブータン、ミャンマー、中国などヒマラヤ周辺のごく限られた地域で、森林限界(3200~3600m)から雪や氷がとけることなく残る雪線(5000~6500m)までの間=高山帯に自生する。
日本での栽培は困難を極め、苗の生産は、長野や東北、北海道などの寒冷地に限られる。

ケシ属とメコノプシス属の違いですが、よ~く、見て下さいね。
箱根 湿生花園の「ヒマラヤの青いけし」(2015.05.19)_e0245404_2384674.jpg
メコノシプス属には、短いけれど、ちゃんとまっすぐな花柱があります。一方のケシ属には花柱がなく、柱頭がはっきりヒトデ状に分かれているんです。

最も著名な「ヒマラヤの青いけし」がメコノプシス・ベトニキフォリアで、ここ、湿生花園の花になります。
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多年草。花色は空色。花弁は、ふつう4~6枚でフリル状(波状)。葯は橙黄色(金色)。栽培の難しいものが多いメコノプシス属の中では、比較的栽培しやすいんだとか。

園内の入口からすぐの場所に何ヶ所かに分けられて植えられています。1000株あるそうですがいずれも見頃。8分咲き。
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こういう色合いの花って他に見ないですよね。ほんとに素敵な色。
箱根 湿生花園の「ヒマラヤの青いけし」(2015.05.19)_e0245404_3193625.jpg
遥か天空の地に咲く、幻の花、心ゆくまで鑑賞することが出来ました。
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by b_neige | 2015-05-21 07:02 | 旅行 | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)