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東慶寺落選-世界記憶遺産の国内候補ならず(2015.09.25)

今年6月に東慶寺は、世界記憶遺産の登録を目指して名乗りをあげました。
cf : 東慶寺・世界記憶遺産申請 補足 (2015.08.03)
cf : ガイド協会史跡めぐり-鎌倉市に残る女性たちを訪ねて、今は昔、三つの尼寺物語(東慶寺)(2015.07.07)
東慶寺落選-世界記憶遺産の国内候補ならず(2015.09.25)_e0245404_14165812.jpg
ユネスコの審査は2年に一度。1度の審査に申請できるのは1国2件までということで、今年の公募に対して応募があった16件の中から2件が24日、選出・発表されました。
東慶寺、残念~。
選ばれたのは、「命のビザ」で多くのユダヤ人を救った外交官・故杉原千畝氏の資料(杉原リスト、所在地・岐阜県)と日本最古の石碑を含む古代石碑「上野(こうずけ)三碑」(群馬県)でした。

朝日新聞では、ほかに、江戸時代に伊能忠敬が造った日本地図(千葉県香取市)や原爆文学の資料(広島県)、特攻隊員の資料(鹿児島県南九州市)などが含まれていたとし、残念ながら、東慶寺のことは、全く語られていませんでした。
日本経済新聞の記事では、「杉原リスト」は、岐阜県八百津町が申請、「上野三碑」は上野三碑世界記憶遺産登録推進協議会が申請とありました。いずれも、行政がかかわっています。
それに対し、東慶寺の「縁切文書」は東慶寺が申請しています。鎌倉市じゃありません。ここら辺りの問題???鎌倉市のバックアップがあってもよかったのでは?しかも申請は6月だったし、出遅れた感も…。

前述しましたが、一度に推薦できるのは、国ごとに2件まで。今回から事前に申請希望者に手をあげてもらう公募方式に切り替えたそうです。鎌倉市の対応はどうだったんでしょうね???
東慶寺が選ばれて、来年3月にユネスコに登録申請し、首尾よく翌2017年夏頃開催される国際諮問委員会で登録が決定すれば、鎌倉にとって久々の明るい話題になったはず。いやはや残念です。(再チャレンジ、あるのでしょうか?)
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by b_neige | 2015-09-25 17:14 | 鎌倉歩き | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)