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ガイド協会史跡めぐり-特別鑑賞!紅葉の谷戸 古刹庭園とやぐらを訪ねる(2015.11.26)

26日(木)、ガイド協会の11月史跡めぐりCに参加しました。
今年5月に放送のNHK「ブラタモリ#5 鎌倉」で紹介された浄光明寺の庭園が拝見出来るという事で、大分前から申し込んであったんです。
タイトルは、「特別観賞!紅葉の谷戸 古刹庭園とやぐらを訪ねる」。
cf :NHK「ブラタモリ#5 鎌倉」」(2015.05.09)

9時半までに西口集合でしたが、珍しく早目に到着。この日、朝は小雨模様でした。
キャンセル、もしかして多かったかもしれません。
すぐに15人で出発となりました。(最近は20人じゃないみたい)

まずは、寿福寺に向かうトンネル手前(刃稲荷側から)の鐘鋳畑やぐらを見ました。(外観のみ)
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前から知っていたやぐらですが、このやぐらに名前がついているとは。
寿福寺の鐘を鋳たところと考えられているんですって。
道路を隔てて西側のお宅のお庭にもいくつかのやぐらが垣根越しに確認出来る場所です。

浄光明寺を通り越して、その先にある妙伝寺まで来ました。
実は、以前、このお寺を探してウロウロしたことがあります。鎌倉十井の一つ「泉の井」の先辺り。結局、探せずじまいだったので、この日、嬉しい発見でした。
こちらがご本堂。
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昭和49年にこちらに移ってきたお寺です。それよりずっと以前、中世には、こちらに多宝寺というお寺があったのだとか。
一昨年、有志会で浄光明寺から裏山に上がり、多宝寺長老・覚賢塔という巨大な五輪塔を拝観したことがあるのですが、ちょうどこの場所は、その五輪塔の麓にあたるのだと思います。(浄光明寺からじゃなくて、こちらのお寺からも、あの五輪塔まで上って行けるのかも)
cf : 有志会 二十四地蔵尊めぐり(2013.04.18 part2)
あの有志会でリーダーが説明して下さった通り、この多宝寺の裏山は馬蹄形をしていて、山腹には、多宝寺跡やぐらと呼ばれる多くのやぐら群が見られるそうです。
その最前部に位置すると考えられている大型やぐら(ご本堂の右手奥)を見学しました。
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さて、その後は来た道を戻り、浄光明寺の向かい奥の東林寺跡やぐらへ。現在は、浄光明寺お檀家の一般墓地となっている場所です。
以前、やはりガイド協会のやぐら巡りで拝見したことがあります。
cf : ガイド協会史跡めぐり-瓜ヶ谷やぐら(2011.11.17 part2)
あの時と同様、舟底形天井のやぐらやアパート式やぐらを見てまわりました。

そして、浄光明寺へ。
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まずは、非公開の池泉式庭園を拝見します。
お約束事!写真は撮ってはいけないということ。(残念~)
でも、今年5月にNHKで放送された時の画像があります。(TVより)
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岩壁を垂直に掘削した切岸を背にした庭園。切岸の地層と上から生える「ビャクシン」が織りなす景観には驚かされます。優美じゃありません。研ぎ澄まされた美しさというか、野性味というか…。武家の古都・鎌倉に似つかわしい庭園だと思うのですが、如何でしょう?
(私はこちら、2度目の拝観となりますが、主人に見せてあげたくて、今回参加した次第)
珍しいですよね。てっきり梅かまくらの時だけの拝観と思っていました。さすがガイド協会です。

こちらの画像は客殿前から、庭園のビャクシンが生える切岸を写したもの。ちょっとだけですが、ビャクシンが写ってます。
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上の境内の収蔵庫でご本尊の阿弥陀三尊像も拝ませていただきました。(お寺の方から、阿弥陀さまが伸ばしてらっしゃる爪もよくご覧下さいとのこと。水晶でなく木製!ではありますが、お爪、下方から、確かに拝見出来ました)

さて、浄光明寺をあとに、相馬師常のやぐらへ。こちらも前にガイド協会さんで見学済。
被葬者が判明している極めて稀なやぐらということです。

この日の2番目のメインでしょうか、海蔵寺へ向かいます。(私、とてもご無沙汰してます)
紅葉ゾーンにさしかかりました。
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こちらは海蔵寺の駐車場入口付近で。
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山門前到着~!
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入口付近、紅葉が見頃になってきています。(また来ないと!)
境内へ。
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境内の中から山門方面を眺めると、こんな具合。
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なかなかの美しさです。カメラマンも何人か。
鐘楼辺りの紅葉。
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大勢の拝観者です。もしかして、このツアーの参加者たち?

本堂脇から上がり、池泉式庭園を拝見しました。
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裏山から湧き出る清水が心字池を満たしています。名物のカワセミはいなかったけれど、いつ見ても趣のある美しい庭園。(昔、やはり晩秋の頃と早春の頃、見せていただいています)
一同、しばしうっとりお庭を眺めます。

その後は海蔵寺本堂脇のやぐらや、十六の井を見て、お寺をあとにしました。

最後に2つのやぐらをご紹介しておきます。
海蔵寺に向かう途中、左手に流鏑馬の武田流の金子家がありますが、そのお隣のやぐら=「金子家やぐら」(仮称)です。門の跡がはっきり残っているのが見てとれます。

それと、「智岸寺谷やぐら」
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このやぐらはこれまで気がつきませんでした。場所はね、どう説明しましょう。海蔵寺から駅に向かい、阿仏尼の供養塔手前で右に曲がり、左手。(その先にはアメリカの雑貨等売っている小さなお店あり)これまで、一回だけ、その前を歩きましたが、全く気がつかなかったやぐら。(竹藪の中ですもの)
更にびっくりすることに、大きなやぐらなんです。昔、智岸寺があった場所ということでこの名称。墓石(人見氏)があることから人見やぐらとも。江戸時代中期に一部改造されたようです。

以上、午前中の半日コース、寿福寺前で解散11:40でした。
このコース、ブラタモリの影響もあってか、超人気で、早々と満員締切となったそうです。最初パラパラ降っていた小雨がいつのまにか上がり、すっかり青空に。
最初からいいお天気だったら、もっとすごい参加者で行く先々で大混雑だったかも。(グループごと、拝観の順番が違ったようです)
ガイドは元気なTさん、社会科の先生だった方。色々発見もあったツアーで、楽しかったです。
ありがとうございました。
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by b_neige | 2015-11-28 07:05 | 鎌倉ガイド協会史跡めぐり | Comments(0)

フランス語は趣味です。フランス人に日本語を教えていましたが’17.6月より中断中(教師歴14年)。 鎌倉歴はある方に言わせると初心者だそうで...。(汗)


by b_neige(しらゆき)