鎌倉国宝館入口の星月マーク(2017.08.16)
2017年 08月 16日
なんとなく用事が重なって、おまけに、さぁ出かけようと思うと、あまりにも冴えないお天気で…。
今年は梅雨の雨もたいしたことなかったし、早くから暑くなりましたよね。もしかして、既に秋のはしりなのでしょうか??
暑いのは閉口するけれど、夏の強烈な元気いっぱいのエネルギーって、ほんと感動もの。
雨が続いて、いささか淋しい?です。。。とか言うのは、早過ぎかもしれませんけど。(^^ゞ
鎌倉国宝館の「音からみた鎌倉のかたち」展に行ってきました。
これ、なにを表しているかご存知ですか?「星月マーク」です。
鎌倉市の市章は笹竜胆(ササリンドウ)ですけれど(昭和27年11月3日制定)、それ以前、鎌倉がまだ鎌倉町だった頃、町章は星月だったんです。
鎌倉を詠んだ平安時代の和歌に登場する星月。鎌倉国宝館の入口扉には、その星月マークが使われています。
(日本初のステンドグラス作家、小川三知作)
ちなみに、小川三知の作品は日本基督教団鎌倉教会(由比ガ浜・下馬の交差点近く)でも拝見できます。
cf : ガイド協会史跡めぐり-キリスト教会とホテルを訪ねる(2015.01.19)
小川三知は1867年(慶応3)、静岡に生まれ、東京美術学校で日本画を学びます。神戸で絵画教師をした後、1900年(明治33)、シカゴ美術院の日本画教師として渡米。ステンドグラスを学び、1911年(明治44)帰国。近代洋風建築ブームに乗り、三知の作品は多くの建物に取り入れられました。1928年(昭和3)没。
小川三知の作品。星月マーク、
そう言えばね、新しい?巨福呂坂トンネル(切通じゃない)の街灯も星月をイメージしているそうです。ビールじゃないんですよ!!(笑)