鎌倉近代建築の歴史散歩-由比ガ浜・長谷(2018.05.13)

午前中はどうにか雨、大丈夫でしたね。
まずは、この日、友人がお花を出しているからと、ご招待があった山村御流いけばな展へ。
「花は野にあるように」と、自然の草木の美しさを生かしていける生け花なんだそうです。
これは、絵はがきから。
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(会場は写真がダメなんです)さりげなく素敵に生けられたお花の数々、楽しみました。

その後は13時から、こちらの講演会へ。(今日もなかなか忙しい~)
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由比ガ浜公会堂であった吉田鋼市先生の講演会です。
吉田鋼市先生は兵庫県出身で、橫浜国立大学建築学科卒。母校で教鞭をとられ、5年前に名誉教授に。鎌倉市内の50件の近代建築の歴史や特徴をまとめた「鎌倉近代建築の歴史散歩」という本を昨年出されています。
私は、以前、神奈川県立近代美術館-鎌倉館の建築ツアーに参加したことがあって、
cf : 神奈川県立近代美術館 鎌倉館&鎌倉別館建築ツアー(2015.03.15)
その時の講師の先生と同じだわと勝手に勘違いしてました。あの時は松隈先生。大学も違ってました!(^^ゞ

2部形式の講演会で前半は「鎌倉近代建築の歴史散歩」から「由比ガ浜・長谷周辺の建築」のお話。スライドで、由比ガ浜通りを東から西へと、ちょうど20件の建築物のご紹介がありました。
(日本基督教団鎌倉教会(鎌倉市景観重要建築物)に始まって、旧・鎌倉加圧ポンプ所=旧・鎌倉市大仏坂体育館まで)

この日の集まりの会場だった「由比ガ浜公会堂」もリストの中にありましたよ。
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1936年(昭和11)頃竣工、木造2階建。施工は大貫力三さん。一見して、目を奪われるような派手さはありませんけれど、ユニークな和風意匠の公会堂で、和風というところが公会堂なのに珍しいのだそうです。

この建物はご存知でしょう?
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由比ガ浜通りに面していて、今はこ寿々さんが入ってますけど、昔は毎日新聞鎌倉専売所だった建物。外観、特に2階ですけど、お寺の鐘楼風?、すごいですよね。
こちらの設計・施工は西井喜一・正二父子。この建物のすぐ向かいにある寸松堂(鎌倉彫工房兼住宅)、それと、長谷にある白日堂(鎌倉彫工房兼住宅)と、3軒全て、西井喜一・正二父子によるものだそうで。どおりで、似てますよね。ちなみに、寸松堂と白日堂の施主は兄弟です。

1時間15分ほどのお話で、楽しめました。
(外観以外に、内部の画像も紹介していただき、建築という観点からのご説明付き、よかったです)

さて、その後は「吉屋信子記念館」と「寸松堂」を見学する散策。
外に出てみたら、生憎の雨でしたけど、皆で(20名位だったかしら)ぞろぞろ歩きました。
個人的には吉屋信子記念館、久しぶりでした。このブログで、ご紹介してるかしらと、検索してみたら、なんとなかったんです。不思議!

故吉屋信子さんの住居になります。(昭和49年に吉屋信子記念館として開館)
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吉屋信子さんと施工者の意向だったのでしょう、シンプルで無駄のない、和風モダンのような趣のある建築。
応接間は広い大きな窓、天井のデザインが印象的。和室には、庭に面してサンルーム風の空間がつけられています。書斎は落ち着いた雰囲気の部屋。大きな窓に机が向かっています。
この日は雨だったし、大勢だったので、いつかまた機会を見つけてご紹介することに。<(_ _)>

最後は「寸松堂」です。
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こちらの建物、ほんとに由比ガ浜通りのランドマークですよね。
いつも拝見しているのみで、中におじゃましたこと、ありませんでした。
お店を拝見し、
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この右奥の仕事場を見せていただきました。
職人さんが寝泊まりしたという中二階のロフトや、鎌倉彫の道具の数々も。初めてだったので珍しかったです。大変勉強になりました。

こちらは、中表紙に、吉田先生からご署名いただいた、先生の本。
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一冊手元にあると嬉しいものです。
by b_neige | 2018-05-13 21:56 | 鎌倉歩き | Comments(0)
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